世の中の人はけっこうNHKの朝ドラとか大河ドラマを見ているようで、トーク番組で話題にしたり、漫才のネタに使われたり、新聞のコラムに関連するエピソードが書かれてたり、みたいなことがよくありまして。
私は朝ドラとか大河ドラマとか全然見てなかったので、「大河に出ました」的な芸人さんの自慢も、「CSでレギュラー持ってます」くらいの感じで聞いてました。でも、なんかおいてけぼりになるものいやなんで、世の流れに乗っていこうとも思っています。朝ドラや大河は絶対に話題になるんですよね。NHKがしっかりごり押しプロモーションするから。
で、次の大河ドラマ『逆賊の幕臣』の主人公が小栗忠順という人物だそうで。「おぐり」といえば、旬とキャップくらいしか知らないので、事前に情報を仕入れておこうと、Amazonで検索してみると、歴史小説とか歴史の解説本みたいなのが出てきますが、ちょっと敷居が高い。ということで、子供向けの本を探すと『下積み図鑑: すごい人は無名のとき何をしていたのか?』というの本の中で、小栗忠順を取り上げているみたいなので、読んでみました。
偉人や作家、芸術家、スポーツ選手などの芽が出る前の下積み時代に焦点をあてて紹介している本です。一人の人物に充てられているのは6ページほど。
小栗忠順については、武士の家系で、子供の頃から意地っ張りで、武術にも熱心で、幼少期から政治のことなどを議論するのが好きで、開国論者で、クセが強かったけど優秀だったので幕府から重用されて、アメリカとの交渉の使節団の一員として渡米して、船酔いが大変だった、という感じです。
では、大河ドラマで使われそうなエピソードを勝手に予想しておきましょう。
1つ目:隅田川で船に乗って花見をしたときに、川の堤を見て水利について語り出した
いいですね、これ。堅物感が出ています。
2つ目:書画を集めるのが好きだったが、昔の人が書いたものは本人が書いたものか信用できないので、書家の大家に目の前で書いてもらい、それを大事にした
これも、いいですね。押しかけて行って、「さあ、今すぐ、ここで書いてくだされ」みたいなシーンは映えますね。
これ、どうでしょう。
3つ目:9歳から私塾に入門、
14歳ですでに威風堂々たる人物になっており、煙管で煙草を吸いながら議論していたという。
あ、これはコンプライアンス的にNGでした。「NHKなんで」(©ゼネラル・エグゼクティブ・プレミアム・マーベラス・ディレクター 三津谷寛治)
この『下積み図鑑』、現大河ドラマ『豊臣兄弟!』の豊臣秀長についても取り上げており、今の大河ドラマ、次の大河ドラマを見据えた人物選択となっております。狙っていますね。ムーブメントに乗ることは大事です。
ちょっと話は変わりますが、巻末の既刊書の案内を見ると、著者の真山知幸氏は『おしまい図鑑 ―すごい人は最期にどう生きたか?』という本も書かれています。最初と最後ということでしょうか。
「ニッチな伝記図鑑」が刊行される際には、この二作を加えておきましょう。
