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勝手に読書感想文。漫画も映画も含みます

ラッセル・ホーバンとアーノルド・ローベルと多読

A BIRTHDAY FOR FRANCES』という本を読みました。ラッセル・ホーバン(Russell Hoban)というアメリカの作家が書いた絵本(英語)です。

子供がすでに大人になっているような年齢の私が、なぜこのような絵本を読んでいるかというと、いわゆる多読による英語の勉強のためだったりします。難しい英語の本を辞書片手に苦労しながら読むというのではなく、ごく簡単な英語の本から初めて、英語が母国語の子供が自然に言葉を身に着けていくように学ぶ、そんな学習法です。たぶん。

効果の程は・・・、今のところ、あまり。というか、大人の脳というのはもう子供の脳とは違うから、そう簡単にはいかないだろうと思いつつも、ほそぼそと続けています。

英語にあまり馴染みのない人って、英語を見たときに、「無視モード」(読まないことに決める)か、どうしても読まなければならないなら、「翻訳モード」(知識を使って頭の中で訳していく)のどちらかになる感じがするんですよね。ごく簡単な英語を読んでいるときには、このどちらでもなく、自然に頭に入ってくるような、そんな感覚になるときもあります。知らない単語があっても引っかからずに、全体的にどんな感じかをざっくり理解して、分かった気になるような。そこが目指すべきところかな、と思ったりもします。

多読で読む本には、専用のというか、意図的に語彙数をしぼって書かれた「Graded Readers」というジャンルの本もあります。これらの本は読みやすいです。ただ、なんか人工的な感じもします。細かい単語のニュアンスは、ここでは割愛します、みたいな。

で、もう一つのアプローチが今回読んだような子供向けの絵本です。日本の絵本と同じように、言葉を覚え初めの子供向けの、1ページに2,3行くらいのものあれば、今回読んだ『A BIRTHDAY FOR FRANCES』のように、1ページに10行くらいはある、そこそこの文量のものもありますからね。自分に合ったレベルの本があるはずです。というか、図書館で片っ端から借りてみてます。

私が最初の頃(20年以上前)に読んだものに、アーノルド・ローベル(Arnold Lobel)の『FROG AND TOAD ARE FRIENDS』があります。4冊のシリーズになっていて、日本語版では、「がまくんとかえるくん」というタイトルで訳されていますね。勉強モードではなく、英語を読んで感動するとか、くすっと笑うとか、そういう感覚を味わうことができたシリーズでした。

Frog and Toadシリーズがなかなか良かったので、なんかそんな感じの本とか作家を教えて、とChatGPTに聞いて、紹介された作家の一人がラッセル・ホーバンでした。で、これからホーバンのFRANCESシリーズを読んでみようかなと、図書館で借りた1冊めのが、この『A BIRTHDAY FOR FRANCES』でした。

絵本や児童書は、Graded Readersに比べると、語彙的にはちょっとハードルが高いときもあります。Graded Readersだったら編集者さんがチェックして、「ここ、ちょっと難しいんで、言い換えましょう」というのありそうですが(想像)、絵本作家はそういう妥協はしないでしょう。ここぞというときには、高校でも習わないような単語が出てくるときもあります。表現のこだわりみたいなところあるでしょうからね。

『A BIRTHDAY FOR FRANCES』は、難しい単語というのとは、まったちょっと違うところで、悩んでしまいました。

こんな会話が出てきます。話しているのは、主人公のアナグマの女の子(Frances)とそのお母さん。

“Alice will not have h-r-n-d, and she will not have g-k-l-s. But we are singing together.”

“What are h-r-n-d and g-k-l-s?” asked Mother.

“Cake and candy. I thought you could spell, “ said Frances.

結局は、ケーキとキャンディだと言っているので、スルーすればいいんでしょうが、なぜ「h-r-n-d」? なぜ「g-k-l-s」?というのが気になってしまう。辞書には載っていないし、ChatGPTの回答も的を射ません。

法則性があるんじゃないかとか、何かの暗号になっているんじゃないかとか、いろいろ悩みましたが、結局、フランシスが単に言葉遊びをしているだけで、特に根拠はなさそうだという結論に達しました。

正しい使い方はきっとこんな感じです。

I do not get any I..A..K and this is not T..U..D | frances by russell hoban | Katyboo1’s Weblog

私も長い文章をだらだらと書いていて、ちょっと眠気が出てきました。そろそろ「I-A-K」ブレークにでもしようと思います。

コメント

2 responses to “ラッセル・ホーバンとアーノルド・ローベルと多読”

  1. […] こちら(ラッセル・ホーバンとアーノルド・ローベルと多読)には書ききれなかった(脱線して書くのを忘れていた)、『A BIRTHDAY FOR FRANCES』(Russell Hoban著、Lillian Hoban イラスト)に登場するアナグマの女の子 Francesの繰り出す会話や即興の歌の面白さについて。 […]

  2. […] 以前も書いた(ラッセル・ホーバンとアーノルド・ローベルと多読)、多読の取り組み(?)で読んだ本です。 […]

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