こちら(ラッセル・ホーバンとアーノルド・ローベルと多読)には書ききれなかった(脱線して書くのを忘れていた)、『A BIRTHDAY FOR FRANCES』(Russell Hoban著、Lillian Hoban イラスト)に登場するアナグマの女の子 Francesの繰り出す会話や即興の歌の面白さについて。
冒頭、妹 Gloriaとお母さんが誕生日パーティの place card(パーティのときの座席に置く席札)を作っている場面。明日誕生日を迎え、パーティをしてもらえたり、プレゼントをもらえたりする妹に、Francesはちょっとしたジェラシーを感じています。
掃除道具入れのクローゼット中で歌っているという状況も、ちょっと笑えます。
Frances was in the broom closet, singing:
Happy Thursday to you,
(略)
Happy Thursday, dear Alice,
(略)
「Aliceって誰?」とお母さんに聞かれ、「誰にも見えない誰か(”somebody that nobody can see”)」だと答えます。「今日は金曜日よ」と言われ、「アリスにとっては木曜日なの」と答えます。
その後、place card作りを手伝うのですが、妹が”pretty flowers” や “rainbows and happy tree” を描いている横で、絵を描きながら歌います
A rainbow and a happy tree
Are not for Alice or for me.
I will draw three-legged cats.
And caterpillars with ugly hats.
誕生日パーティが自分やAliceのためのものではないことを愚痴ったあとで、place cardには似つかわしくなさそうな、三本足の猫や変な帽子の芋虫を描くんだと歌いあげます。そして、絵本の絵にはそれらしきものが描かれたplace cardも描かれています。
place card作りにも飽きて、お気に入りのほうきにまたがり、どこかに遊びに行く前に、お母さんに言ったセリフも面白みがあります。
“Good-bye. I will be out of town visiting Alice for two weeks, and I will be back for dinner.”
Aliceを訪ねて2週間ほど町を出ると言いつつ、夕飯には帰る、と。
Francesシリーズを読んだのは初めて(=1冊目)なのですが、他のお話でもFrancesの皮肉の効いたトークに期待できそうです。

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