こちらの記事
『桐島、部活やめるってよ』に出てくる映画(『ジョゼと虎と魚たち』他)
で引用した会話で、
そのあと武文セレクトの『めがね』を観ようとしたが、チャプターを見てもどこがどこのシーンかわからなくてふたりで笑った。
というのを確認すべく、映画『めがね』のDVDを借りてみました。というより、『転校生』以来のファンである私は前々から見ようと思っていたのですが、これがきっかけになりました。『転校生』のDVDのジャケットってオカリナさんみたいですよね。
で、チャプター一覧で確認してみましたが、

「どこがどこのシーンかわからな」いってことはなかったですね。DVDやBlu-rayのバージョン(?)によって違うのかもしれません。たしかに、ほとんどのシーンが離島の民宿とその近くの海で展開する映画なので、もしチャプターから機械的にスクショすると似たような背景ばっかりになってしまうのかもしれません。私の借りたDVDはきっとわかりやすいところを抽出してありますね。
で、ひさびさに見ました、こんなゆっくりした映画。特に大きなトラブルとか事件とか、そんなものは起きません。人も死にません。悪役も出てこないです。
ファスト映画を見て、見た気になっているような人にはおすすめしません。酒でもちびちび飲みながらまったり見たいですね。
島でのイベントといえば、毎年のサクラ(もたいまさこ)さんが現れるときと、去っていくときでしょうか。何が起きるわけでもないですが、住民が「あっ」てふと感じるんですね。見ていないと、何言っているかわからないと思いますが。
そんな中でも、私の好きな場面は、サクラさんのかき氷小屋のところ。島を訪れているタエコ(小林聡美)は、かき氷ありますよって何度か勧められるんですが、あまり好きじゃないみたいで、いつも断ります。
でも、ちょっとしたきっかけで食べたあとのシーン。かき氷を食べていた先客の男性と小学生くらいの女の子が去ったあとです。
タエコ「あの これ おいくらですか?」
(少し驚いたような表情の島民)
タエコ「あ… かき氷」
サクラ「さっき来ていた氷屋さんには 氷をいただきました」
タエコ「かき氷に?」
サクラ「ええ」
タエコ「じゃあ さっきの女の子は?」
(サクラ:笑顔で、折り紙で折った動物(ブタ?)を見せる)
タエコ「かき氷に?」
(サクラ:笑顔でうなずく)
タエコ「そうですか」
(ちょっと困った表情で)
タエコ「私は どうしたら…」
サクラさんって、一時的にやってくるという点では観光客のようで、でも島民のように溶け込んでいて(メルシー体操!)、民宿ハマダでは朝タエコを起こしたりして従業員かと思いきや、浜辺の小屋でかき氷を出している(でも商売ではない)。
お客なのか、従業員なのか、友達なのか、みたいにそれぞれの人に立場を当てはめると分かったような気にはなれるけど、でも、人と人との関係って、そういうものじゃないよね、というのを感じた映画でした。
あと、登場人物がみんなメガネをかけているのですが、その謎(?)は最後まで明かされませんでした。

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